番外編:恐怖のドラム演奏;

私は、大学生~社会人5年目くらいまでバンド活動をしてた。

ずーとドラムね。

ドラムって目立たないのが良い笑

演奏している中でステージの一番後ろにいるから、

ギターとかボーカルとかの方が目立つでしょ

けど、演奏の要ってドラムとベース。

リズム隊だね。

大黒柱的な存在が私には魅力的でした。

 

社会人になってもちょいちょい

大学からの繋がりでバンドに誘われ

一緒に練習してライブやったりしてた。

 

そんなある日、とある人からドラム手伝って欲しい

との依頼が、、

ここからがタイトルのストーリーになるんだけど、

依頼内容は

依頼者が友人の結婚式にバンド演奏して祝いたいので

ドラムを手伝って欲しい。

 

なんでそんな話が出たかって?

私は社会人になって地方ではそこそこ名前の通ったバンドに

入っててチラシ・バンドのイメージデザインを書いてくれていた人がいたの

その人が依頼者なんだけどね。

自分が所属してたバンドに貢献してもらえているのもあって私は

『良いですよ~』と二つ返事。

 

披露するのはロックってことで8ビート主体のリズム。

コピーバンドで良かったので

音源を聞いて練習して、みんなで集まって練習してみたいな感じ

なんとなく

なんとなく

依頼者のお付きの人が、、

練習の時にいつもいるんだけど、、

筋肉モリモリ

強面の顔

もしかして

もしかして

ヤンキーさんですか!?

あれあれ

良く見ると依頼者さん、、

ちょっと雰囲気怖くないですか?

練習休憩中の会話の中に

『おらぁ!!』『殺すぞぉー!』

いやいやなんか

言葉が汚くない!?

どーもお付きの人は、、

喧嘩で地元では誰にも負けたことのない

力自慢のお方のようで。。。。。

休憩になると誰かれ構わず腕相撲するぞ!

みたいな力を誇示したいようで笑

 

えー

一般にいう族みたいな人達?

つーかそんな凶暴な人達をまとめる依頼者ってって、、

誰?笑

 

 

結婚式まであとわずか、

最後の打ち合わせにと依頼者の営業しているお店で

打ち合わせすることとなり行ったのだけれど、、

 

いやー

うそー

お店の看板、なんか怖い、刺青!!!?

薄暗いお店の中にはいると

うぃ~~ん

音がする。。もしかして。。

彫ってます?

そう、依頼者のお店って刺青のお店!!

刺青彫るオーナー

元族長さん笑

お店には刺青入った人がごろごろ

そりゃー怖い

一般人の私は、必殺平気なフリ!!して

打ち合わせしたのよ。

(雰囲気は察してください笑)

 

私の人生、、ヤンキー・おカマちゃん・族さん・やくざみたいな人、、に

どうも好かれやすいようで~

決して私はヤンキー・おカマではない!!んだけどね笑

 

そんなこんなで結婚式当日

都内で結婚式を挙げるとのことで

依頼者の車に乗せてもらい、、

お付きの人たちも数名。

私だけ異様な緊張感を持って移動を始めた。

たぶん、はたから見たら誘拐されて海に

ドラム缶詰めにされて投げらるイメージになるだろう。。笑

移動中の車内の会話も怖い。

『あいつ気に入らないからボコボコにした~』

『俺が世界で一番強いっすよ~』

『目が合ったらコロス』とか、、

話に関わらないように私は車の窓から

外を眺めていた。(到着するまでずっと笑)

まさにへびに睨まれたカエル!!

私はヘビ年なんだけどね笑

とゆーか、乗ってる車がベンツで怖い笑

 

テレビの中だけで良い世界。

実際に無くて良い世界。

巻きこまれたくない 世界。笑

 

みなさん!!

結婚式って想像できますよね~

友達の結婚式に参加したりとかで、

一般人の私には想像も出来なかった世界があったのですよ~

 

会場に着いて、みんな楽器をセットしてリハーサル。

私が手伝ったバンドの他にもうひと組いて、

どうやらその人たちは一般の人達。

依頼者達の素性は知らない。笑

私のバンドの練習見てやはり、異様な雰囲気を感じ取っていた。

このあと本番でめっちゃ引くことになるだろうとは知るよしもなく。。。

 

本番近くなると、会場に人が集まり始めた。

ん?

んん?

な、なんとー

みんな悪そうな人達ばかり、

え?都内で結婚式でヤンキー軍団?いや族さん軍団?

刺青が、、顔に入っている人、ドクロのくさりじゃらじゃら

トゲトゲでいかにも人を殺しそうなアクセサリーを身にまとった

人たちが!!

およそ200名みんな怖い人達。。。

なかには一般の参加者も数名いるがほとんど

どこかの決起集会状態笑

 

最初に演奏したのは

一般のバンドの方達。

異様な雰囲気で演奏

 

お客は、ガムを食べ、お酒を飲んで世間話。

どうやら興味ないようだ

次に私たちのバンド演奏

始まる前から

『いえーい!! うぉーーーー!』

ドスの効いた声が地鳴りのように鳴り響く。

いざスタートすると

お客がロックナンバーに合わせ

暴れまくり!!

うギャー死人が出るかと思った

怖えーーあの中にいたら確実に死ぬ!笑

暴れてあちこちぶつかるので

ケンカが始まりそうになると、

ギターボーカルだった依頼者が一言

『うるぁ~!!!!!ケンカするな!!ごらぁ』

と一喝。

さすが!!お客が気持ちの昂りを少し抑えながら

演奏を堪能するようになった。

見方で良かった。

絶対的に回したくない相手とそのとき私は思ったね。

なんだかんだ演奏を終えた。。

 

終わってみれば拍手の嵐。

演奏がとてもよかったみたいで、

人種は違えど音楽に共感してもらえるのは

とても嬉しかった。

なんだかんだで参加して良かったなと思う。

 

会場を出ての帰り道。

私は拘束されたかのように車に乗っている中で

依頼者がこのままバンド組んで世界進出しようぜ!!

と言った。

私:『へ?』

私:『いやー』

私:『メタルバンドに本気になっているので、、、遠慮させてもらいます』

依頼者:『そうか。。。。』

 

なんとか断りきった!!

このまま続けていたら、私もそっちの世界。。

たぶん今こうしてへたくそなブログ書いてない笑

 

いろんな意味で演奏してて恐怖を感じたのは

これが最初で最後。

というか演奏しなくてもいろんなところで恐怖を感じた笑

ある意味で戦場カメラまんみたいな感じかなー

 

私は平和主義である。

ケンカは好みません。

今はほっこりした雰囲気のカフェ店長

 

今だから言える過去の話。

突然思い出したので番外編で掲載したした!

思いだしたときに書いておかないと忘れてしまうので、

 

おわり

Café WANISHAN

千葉県市川市新田5丁目13-14

【お問い合わせ】

e-mail: wanishan0505@gmail.com

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